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県指定天然記念物 薄衣の笠マツ
樹齢およそ六百年の笠松の古木で、伊達政宗が仙台城内に移そうとして断念し、見越の松と呼ばれるようになったとの伝承が残る。
照峰山 正源寺/兵部館柵跡
在山融松の開山と伝わる曹洞宗の寺院で、境内には後藤孫兵衛信康の墓が残り、その裏山は信康の居館であったという。
月桂山 香林寺/片平親綱墓所
天正十七年、片平村から移った片平親綱が開基となって再興した片平家の家中寺で、山中には親綱ら片平氏の墓碑が残る。
衣関山 東禅寺/原田甲斐母供養碑
原田甲斐の実母、慶月院のものと思しき供養碑が境内から出土し、居城船岡と終焉の地亘理を望む位置に再建立された。
市指定天然記念物 かめ杉
鷹乃杜団地の中程にある推定樹齢三五〇年の大杉で、政宗の寵愛していた鷹が急死した際、この地で手厚く葬ったという。
利府城跡
岩切城から移った留守政景が居城したとされ、葛西大崎一揆鎮圧の際には伊達政宗も立ち寄ったとされる。
開会山 妙関寺/市指定天然記念物 乙姫桜
寛保元年(1741)永寿寺跡地に貞明院日総上人が建立した寺院で、境内の乙姫桜は、伊達政宗が将軍家に献上する桜の苗木のうちの一本を植えたものだという。
鷺巣山 文殊菩薩堂
慶長八年(1603)卯年、相馬の修験者の佐藤八大院、のちに嶺八兵衛藤原長秀と称す者が、仙台藩祖伊達政宗より鷲巣山一帯を拝領、開山安置したという。
郡山城跡(稲荷館)
天正十六年(1588)佐竹・蘆名連合軍が郡山に侵攻、政宗は田村氏に属する郡山城主郡山頼祐を救援すべく自ら出馬し、郡山城を焦点として両軍が対陣した。