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諏訪神社

享保年間初期(1716頃)古墳群のある諏訪原より遷座されたと伝えられ、境内にある桜の古木には、伊達政宗から譲り受けた三本のうちの一本だという伝承が残されている。

諏訪神社の来歴

諏訪山のサクラ

古くから松川町の住民によって愛され、大切に保存されてきた古木桜である。

由来

言い伝えによれば天正年間(1573~1587)、伊達政宗公が江戸より桜の苗木を大量に買い求め、各地の宿駅を経由して仙台まで運搬した。途中当地八丁目宿問屋場に休憩した際、宿場の人々が懇願して桜の苗木三本を頂いた。現在、そのうちの一本はこの諏訪山の桜、一本は竹ノ内の狐水稲荷の桜と伝えられている。諏訪山のサクラは当地方のシンボルとして春には桜花爛漫として咲きみだれ、毎年衆人の目を楽しませてくれている。

昭和58年福島県緑の文化財(齢約400年、樹高10.0m、胸高周囲4.5m)に登録された。

(文責:郷土史研究家 阿部佐)

福島県県北地方振興局・福島県県北農林事務所

『現地案内板』より

諏訪神社の由来

由緒並びに勧請月日は詳らかでないが、言い伝えによれば古墳群のある諏訪原より享保年間のはじめ頃(一七十六年頃)宿場を見渡せる諏訪山の現在地に遷座されたと言われている。

その後享保十八年(一七三三年)神道管領長上(しんとうかんれいちょうじょう)吉田家より、正一位の宗源宣旨(そうげんせんじ)を拝受し、また当時の神主には特別の身分を保証する神道裁許状が授与された。境内には往古の歴史が忍ばれる桜の古木が参拝者の心を和ませる。大鳥居は高遠藩ゆかりの石工により天明三年(一七八三年)に建立されたものである。僧宥京の揮毫による参道の神号標「諏方神社」は御祭神の建御名方命(たけみなかたのみこと)に由来する。

現在は「おすわさま」として地区住民に尊崇されている。

諏訪神社 宮司 明石武重

『現地案内板』より

諏訪神社へのアクセス

  • 〒960-1241 福島県福島市諏訪山
  • JR東日本「福島駅」よりバスで「松川町」下車、徒歩3分
  • JR東北本線「松川駅」より徒歩34分
  • 東北自動車道「福島松川スマートIC」より車で4分

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