開基伊達稙宗と大森城主伊達実元の墓碑が残る、位作山 陽林寺。

JR福島駅から南へ6.5kmの地点、位作山と呼ばれる山中に陽林寺があります。ここは一六世紀初頭、盛南禅師によって開かれた曹洞宗の寺で、当時の伊達郡桑折西山城主だった伊達稙宗が帰依して寺領五百石を寄進、自ら開基となりました。

本堂から北東方向、観音堂が建てられているすぐ側には伊達稙宗の墓碑が残されています。伊達氏一四代当主稙宗は、一〇代将軍足利義稙から一字拝領を許され、中央との結び付きを利用しながら勢力の拡大に努めました。稙宗は、永禄八年(1565)陸奥国伊具郡(宮城県丸森町)の丸山城にて逝去しました。

また、本堂のすぐ裏手南側には、伊達実元の墓碑が残されています。陸奥国信夫郡大森城主であった実元は陽林寺開基伊達氏一四代稙宗の三男で、亘理伊達氏の初代当主である伊達成実公の父に当たります。実元は、天正十五年(1587)陸奥国信夫郡(福島市松川町)の八丁目城にて逝去しました。

位作山 陽林寺へのアクセス

  • 〒960-1104 福島県福島市小田位作山13
  • 東北本線「南福島駅」から車で10分
  • 東北自動車道「福島西IC」から車で14分