立子山
「竜子山」とも記される戦国期から見える地名で、天正十三年、伊達政宗の塩松進攻の際には、伊達成実が当地の野城に布陣し、大内定綱との戦端が開かれた。
ふくしま 【福島】
福島県北部の地名。県庁所在地。阿武隈川の流域にある。江戸時代は奥州街道の宿駅、板倉氏三万石の城下町として発達。電気・機械・繊維などの各種工業、また、リンゴ、モモ、ナシなどの果樹栽培がさかん。明治四〇年(一九〇七)市制。
『日本国語大辞典』
文治年間、大鳥城主佐藤基治が、豊前国一の宮宇佐八幡宮を勧請、同城の守護神として祀ったと伝えられ、棟札によれば現在の社殿は宝永七年の建立だという。
米沢に移った伊達晴宗が整備を進めたという米沢街道に位置し、慶長十八年、上杉家臣阿部薩摩によって開村され、のちに古河善兵衛が自刃の地として選んだという。