葦名直盛が建立した宝積寺と花見ヶ森廟に残される葦名氏三代の霊廟。

福島県西部、会津盆地の南東隅に位置する会津若松市。鶴ヶ城を中心とする若松城下の東に旧小田村(現会津若松市花見ヶ丘・湯川南)があり、蘆名氏と深いかかわりを持つ小田山北麓には、康暦元年(1379)蘆名直盛が建立したと伝わる宝積寺があります。

曹洞宗、如意山と号す宝積寺は、如意輪観音を本尊とし、蘆名盛員の子高盛の室笹谷御前のものと伝わる位牌が残ります。天正十七年(1589)伊達政宗による会津侵攻の際に住持が逐電、のち蒲生氏郷は臨済僧陽春を入れ、慶長六年(1601)蒲生秀行入部の際に黙岑を住持とし、この時再び曹洞宗となりました。

戊辰戦争の際、西軍による鶴ヶ城への集中砲火が行われた小田山の北麓一帯は花見ヶ森廟と呼ばれ、蘆名氏代々の墓所でした。現在は蘆名家中興の祖、十六代盛氏を中心に、十七代盛興、十八代盛隆の三基の墓が残ります。小田山には蘆名氏初期の墓所、寿山廟もありましたが、今ではその墓跡が残るのみです。

如意山 宝積寺へのアクセス

  • 〒965-0822 福島県会津若松市花見ケ丘3丁目5−3
  • 西若松駅から車で10分
  • 会津若松ICから車で15分

市指定史跡 葦名家花見ヶ森廟へのアクセス

  • 〒965-0822 福島県会津若松市花見ケ丘2丁目133
  • 西若松駅から車で10分
  • 会津若松ICから車で15分