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昭和初期に開業した松島城松島観光ホテルの壱之丸跡、日本三景展望台

宮城県中央部に位置し、平安期以来幾多の歌に詠まれてきた日本三景、松島。松島海岸通り沿い五大堂前から瑞巌寺北隣陽徳院山門に向かう道の両側に、藩政期水主衆かこしゅうが集住した水主町かこまちがあり、その水主町へと続く入口付近の丘陵には、松島湾内と外洋の景を一望できる展望台、松島城(日本三景展望台)があります。

松島城(日本三景展望台)は、昭和初期に「松島城 松島観光ホテル」として営業を開始した模擬天守を真似た木造の観光ホテルでしたが、平成十五年(2003)にホテルとしての営業を終えると、壱之丸・参之丸は残されるも客室があった弐之丸は取り壊され、天守が建つ壱之丸は展望台として存続することとなりました。

展望台として残された壱之丸の木造模擬天守には、建物の所々に伊達家の家紋「竪三引両たてみつびきりょう」が配されるほか、天守の最上階には「宝華林ほうかりん」と揮毫きごうされた扁額が掲げられています。また、天守南側の敷地には、碑文として「送支倉常長行羅馬」と題した伊達政宗の漢詩が刻まれる「藩祖公之詩碑」が建立されています。

藩祖公之詩碑 碑文

送支倉常長行羅馬
邪法迷邦唱不終 欲征蠻國未成功 
圖南鵬翼何時奮 久待扶搖萬里風

伊達政宗

松島城(日本三景展望台)へのアクセス

  • 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島町内115
  • 仙石線「松島海岸駅」から徒歩8分
  • 三陸自動車道「松島海岸IC」から車で7分
  • 入場料金:大人300円 / 学生200円
  • 日本三景展望台の敷地内に「五大堂前駐車場(有料)」あり
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kenc0224

kenc0224

南奥羽の名所旧跡を悠々閑々と訪ね歩き、物見遊山に日を暮らす掃苔家で巡拝家、偶に登城家なブロガー。掻い撫での道楽なため歴史は苦手。大河は、独眼竜政宗、炎立つ、八重の桜(会津編)、真田丸がお気に入り。雨降りの日は籠居して、家紋の図案を物します。