庭久山 満徳寺の来歴
風土記御用書出
志田郡千石村満徳寺書出
真言宗庭久山満徳寺
一開山之事 当寺ハ茂庭主水先祖羽州置賜郡河井村住居之節法印慶範天正年中開山ニ御座候処周防良直松山へ取移以後法印鐘了慶長十年中興ニ御座候仍天正年中ゟ当安永四年迄大数弐百年程ニ罷成候慶長十年ゟ百七拾九年ニ罷成候事
一小名之事 横町 ◯一故事来歴之事
一本山并末寺之事 本山ハ往古之儀相知不申候当寺第五世法印宥全代寬文八年城州醍醐三宝院宮様御直末ニ罷成候
当寺門徒左ニ御書上仕候事当村 一心院
一寺格之事 茂庭主水家中
一最初之地移替之事 天正年中迄ハ羽州置賜郡河井村ニ住居 仕候処其後御当国磐井郡赤萩村へ取移慶長十年当初へ取移申候事
一寺領并御寄附之事 茂庭主水方ゟ寄附仕候事
◯一御墓所并御位牌之事 ◯一御参詣又ハ御成之事 ◯一御詠歌等惣而拝領物之事 ◯一御目見并御意等有之候事
一古キ什物之事 一本尊 不動明王 壱体
右御長等委細之儀ハ村書出御書上仕候事◯一古キ墓所之事
一別当所之事
寺内
一観音堂 右間数等委細之儀ハ村書出御書上仕候事◯一境内景地之事
一開山ゟ当住迄歴代之道号実名之事
開山 法印慶範 二世 法印隆範 三世 法印鏡了
四世 法印光賢 五世 法印宥全 六世 法印宥真
七世 法印宥弁 八世 法印宥尊 九世 法印恵海
十世 法印興道 十一世 法印実敞 十二世 法印宥照
安永二年十一月羽州最上領谷地円福寺へ移転仕其以後無住ニ御座候事以上 九ヶ條
御案当拾六ヶ條之内印仕候分七ヶ條之品無御座候事
『宮城県史 第25(資料篇 第3)』
右之通風土記御用ニ付此度相改御書上仕候 以上
安永四年七月
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庭久山 満徳寺へのアクセス
- 〒987-1304 宮城県大崎市松山千石松山153−3
- JR東北本線「松山町駅」より徒歩29分
- 東北自動車道「三本木スマートIC」より車で21分