覚乗寺跡/覚乗寺高台院霊屋の来歴
宮城県指定有形文化財
覚乗寺高台院霊屋について
乗寺高台院霊屋は、登米伊達四代の領主伊達宗倫(天山公)の霊屋で、寛文十二年(一六七二)に建立されたものである。
大きさは、方三間、向拝一間、前面縁付素木造、床板張、屋根は宝形造木羽葺、内部には漆塗、胡粉塗、金具で装飾された須弥壇があり、その上に方三尺入母屋造柿葺の家形厨子が置かれ、その床下には石畳の墳墓が設けられている。
霊屋建築としては、唐様の簡素堅実をとりいれた江戸初期の優秀な作であるが、厨子にも精巧な工芸の手が見られ、松島の円通院(宗倫の兄、光宗)霊屋と共に仙台藩霊屋建築の秀作といわれている。
現在の霊屋は昭和四十七年三月、一年数ヶ月の歳月をもって、往時の姿をそのままに復元したものである。
平成二十四年九月一日
『現地案内板』より
登米市教育委員会
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寺池館跡
覚乗寺跡/覚乗寺高台院霊屋へのアクセス
- 〒987-0702 宮城県登米市登米町寺池上町
- JR東日本「仙台駅」よりバスで「とよま明治村」下車、徒歩7分
- 三陸沿岸道路「登米IC」より車で7分