奥州伊達氏の重臣泉田安芸守重光の居城であった鵜ヶ崎城跡
宮城県南部の太平洋沿岸、阿武隈川下流の北部に位置する岩沼市。往古は武隈と称していたこの地に、奥州伊達氏の重臣・泉田安芸守重光の居城であった鵜ヶ崎城があります。岩沼古内家相続次第書によると、その規模は、南北150間、東西66間、面積9900坪であったと伝わります。
江戸期には、仙台領に21箇所ある要害のひとつとして位置付けられ、岩沼要害と呼称されました。天正の初め(1573)に泉田安芸が居館して以来、貞享年間(1684〜1688)まで石田将監ら12氏が相替わり支配しましたが、貞享四年(1687)以降は古内主膳の子孫が代々この地を治め、維新後に廃城となりました。
鵜ヶ崎城跡へのアクセス
- 〒989-2473 宮城県岩沼市栄町1丁目3
- 東北本線「岩沼駅」より徒歩9分
- 仙台東部道路「岩沼IC」より車で10分