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竹駒神社/馬事博物館

奥州藤原氏三代、仙台藩六二万石の総穀神として尊崇されてきた日本三大稲荷。

竹駒神社

宮城県南部の太平洋沿岸、阿武隈川下流の北部に位置し、かつて鵜ヶ崎城の城下町、奥州街道の宿場町として栄えた岩沼市。その市街南西部に、衣・食・住の守護神である倉稲魂神、保食神、稚産霊神の三柱の稲荷大神を祀り、日本三大稲荷のひとつと称される竹駒神社があります。

竹駒神社は、承和九年(842)小野篁が陸奥守として着任時、武隈守護の神として勧請した稲荷社とされ、竹馬に乗った童子の霊感により武隈を竹駒と改めて別当寺を建てたのが始まりといいます。かつては平泉藤原三代、降っては仙台藩六二万石の総穀神として尊崇され、藩主は参勤交代の途中参詣しました。

馬事博物館

竹駒神社境内には、元宮城県町村会長木村匤氏からの馬事関係資料の奉納を機に、昭和十四年に開館したという馬事博物館があります。竹駒神社は古くから馬の集散地として知られ、初午祭、馬市が開かれていました。大正初期には軍馬三大購買地のひとつにも連ねられ、十数万余頭を軍馬として送り出したといいます。

馬事博物館には、木村氏寄贈資料、政宗が秀吉から拝領した甲冑のほか、柴田町出身の彫刻家、小室達氏作の伊達政宗騎馬像(原型試作像)が展示されています。小室氏は岩沼の渡辺豊蔵氏らに試作像の写真を見てもらい、指導を仰いで原型を完成させたとされ、試作像の奉納は渡辺氏からの依頼だったと伝わります。

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竹駒神社/馬事博物館へのアクセス

  • 〒989-2443 宮城県岩沼市稲荷町1−1
  • 東北本線「岩沼駅」より徒歩15分
  • 仙台東部道路「岩沼IC」より車で8分
  • 馬事博物館は、正月三箇日、初午大祭中の土日のみ開館

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