最上山 関興庵
応永十七年(1410)上杉憲顕の子、覚翁祖伝が越後国南魚沼郡関山村に一宇を建てたのが始まりで、景勝の時代米沢に移転、樋口家・大国家の菩提寺である境内には、両家の旧墓地跡が残る。
よねざわ[よねざは] 【米沢】
山形県南端の地名。米沢盆地の中心地。江戸時代、上杉氏一五万石の城下町として繁栄。伝統の米沢織などの繊維工業が行なわれるほか、電気機器工業などがさかん。明治二二年(一八八九)市制。
『日本国語大辞典』
延徳寺は塩野毘沙門堂の別当寺で、大同四年(809)創建、延徳二年(1490)伊達尚宗の再建と伝え、天正年間、鷹狩りに赴く政宗が度々立ち寄っている。
板谷街道沿いの羽黒堂および別当の普門院から成る上杉鷹山所縁の国史跡で、天正年間、政宗が板谷峠越えで出陣する際には都度参詣し、酒などの献上を受けている。