諏訪神社の来歴
諏訪神社「社殿と石鳥居」
鎮座地…角田市佐倉字諏訪脇南四番地
市指定文化財(昭和五十六年十月二十日指定)諏訪神社は、延元元年(一三三六)に鎮守府将軍北畠顕家が、義良親王を奉じて陸奥に下向した際、信州諏訪大社から諏訪大神の分霊を勧請し、古くからあった佐久良(佐倉)神社に合祀されたと伝えられている。
伊達政宗が、相馬遠征の際当社に戦勝を祈願し、その凱旋のときに金幣帛や烏帽子・日色鈴を奉納して、天正十八年(一五九〇)に社殿を造営したとされるが、現在の社殿は、本殿が享和三年(一八〇三)、拝殿は文化四年(一八〇七)に、村民の寄進によって建造されたものである。
建築様式は、本殿が一間社流造り、拝殿は入母屋造り平入で、妻飾の虹梁・蟇股・木鼻などは華やかな彫刻で飾られ、江戸時代後期の特色があらわれている。
石鳥居は、安政四年(一八五七)に建立された明神鳥居で、高さが約四.二メートル、笠石は約五.七メートルあり、市内の石鳥居の中では最も大きい。
平成八年三月建立 角田市教育委員会
『現地案内板』より
諏訪神社へのアクセス
- 〒981-1522 宮城県角田市佐倉諏訪脇南4
- 阿武隈急行「横倉駅」より徒歩27分
- 常磐自動車道「山元IC」より車で16分
- 東北自動車道「白石IC」より車で25分