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白幡神社

行方郡堤谷村根田にあり、慶長五年(1600)相馬領内に移り住んだ田村御前(清顕後室)が田地二反を寄進、相馬氏の無事を祈念したという。

白幡神社の来歴

奥相志 中郷 堤谷村

神祠仏堂社家僧院

白幡明神 根田にあり。里社。宮二間二尺に二間。社地は山表坂八間、社前の長路十七間。社田一石五升。神体長一尺二寸。例祭四月朔日、九月朔日。祠官鈴木摂津正。当社は田村御前顕胤公の令愛田村清顕夫人当邑に居りし時崇信せり。或いは云ふ、御前当社を以て護持神となし且つその祠を造営すと。慶長五年御前新田を寄せられ、親筆の印証あり。その文に曰く。

御しらはたへ屋つして御ふっくてんに田弐反上申候
よく〳〵おこたらす御きねんつくし可有之候
慶長五年庚午拾一月廿日 在判

右の新田後に荒蕪して人のために墾され他の有となる。今尚その地を神田といふ。享保九年の棟札あり、祭主田代左京進。其後の棟札数あり。伝えへ云ふ、神は蔭室土蔵を悪む。故に闔邑にこれを造らず。且つ古来火災あることなし。

『相馬市史4 資料編1(奥相志)』

【編-637】田村氏寄進状

御しらはたへ、」へつして御ふつくてんに」田弐たん上申候、よく〳〵」をこたらす、御きねん御申」可有之候、

  慶長五年庚午

       拾一月廿日(印・田村)

         三神へ

『相馬市史 第四巻 資料編1 中世』

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田村館跡

白幡神社へのアクセス

  • 〒975-0046 福島県南相馬市原町区堤谷根田207
  • JR常磐線「磐城太田駅」より車で6分
  • JR常磐線「小高駅」より車で7分
  • 常磐自動車道「南相馬IC」より車で23分
  • 常磐自動車道「浪江IC」より車で20分

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