片倉氏の居城で、天文の乱や鮎貝氏攻めで伊達氏の拠点となった小桜城。

かつて長井の庄と呼ばれた置賜一円に現在もその名を残す山形県長井市。その市内中心部に、野川・最上川の自然堤防状の微高地に築かれた小桜城(宮村館)がありました。伊達稙宗・晴宗父子が争った天文の乱の時、宮村館は片倉伊賀守の居館で、伊賀守は晴宗方として一族を率い戦います。

稙宗方の鮎貝氏は最上氏の支援をうけ南下、晴宗方の地頭を破るも宮村館の片倉伊賀守を中心に押し返し、晴宗の置賜制覇の糸口を作ります。天正十五年(1587)の鮎貝討伐の際には政宗も宮村館を拠点としており、北の備えの要所でしたが、伊達氏の岩出山移封に伴い、城主片倉景親も去り廃城となりました。

小桜城跡へのアクセス

  • 〒993-0085 山形県長井市高野町2丁目7
  • フラワー長井線「あやめ公園駅」から徒歩7分
  • 東北中央自動車道「南陽高畠」ICから車で28分
  • 跡地には、明治11年(1878年)に建てられた旧西置賜郡役所である「小桜館」が現存する