伊達晴宗の家臣が主君の菩提を弔うため結んだ草庵が始まりという
仙台城下町のひとつで、連坊小路の北側、東九番丁の東側の広大な寺屋敷地、旧新寺小路(現若林区新寺・二軒茶屋ほか)。その小路の北裏には、伊達晴宗の家臣が主君の菩提を弔うため、西蓮院なる庵を結んだのが始まりだという善導寺があります。
天正五年(1577)晴宗が没すると、家臣横塚縫殿ノ助は米沢に西蓮院を建立し菩提を弔ったといいます。のち政宗の移封に従い岩出山を経て仙台に移り、三世分波和尚の時善導寺と改めました。境内には、政宗に見出されて以降、仙台藩のお抱え刀工であった本郷国包の初代から十三代までの墓が残っています。
得生山 善導寺へのアクセス
- 〒984-0051 宮城県仙台市若林区新寺2丁目7−33
- JR「仙台駅」より徒歩11分
- 地下鉄東西線「宮城野通駅」より徒歩6分
- 仙石線「榴ヶ岡駅」より徒歩7分
- 東北自動車道「仙台宮城IC」より車で15分