陸奥国三一郡一〇〇社の神霊を合わせ祀る陸奥国総社
宮城県中央部、もと宮城郡に属し、市名が陸奥国府・鎮守府多賀城に由来する多賀城市。その北端に多賀城所在地である旧市川村(現多賀城市市川)があり、多賀城北東に接する鬱蒼とした木立の中には、陸奥国諸神社の祭神を勧請した古代陸奥国の総社とされる陸奥総社宮が鎮座しています。
陸奥総社宮は、各国府毎に多くの祭神を一箇所に合祀勧請した総社宮のひとつで、陸奥国府多賀城に赴任した国司が陸奥国三十一郡一〇〇社を合祀勧請したのが始まりとされています。鎌倉時代には奥州留守職伊澤氏が国司に代り祭祀料を寄進、再興に意を注いだ政宗を始め、歴代藩主からも篤く尊崇されました。
陸奥総社宮へのアクセス
- 〒985-0864 宮城県多賀城市市川奏社1
- 東北本線「国府多賀城駅」より車で5分
- 三陸自動車道「多賀城IC」より車で3分