前田沢城跡

郡山市

太田原合戦で佐竹・蘆名・岩城氏ら連合軍の本陣となった城館跡

福島県中通り中部、阿武隈川が中央を北流し、古くから交通の要衝として発展してきた郡山市。市域北部、東流する五百川南岸に旧前田沢村(現郡山市喜久田町前田沢ほか)があり、奥羽山脈から東に伸びる丘陵上には、人取橋の戦い(太田原合戦)において、佐竹・蘆名氏ら連合軍の本陣となった前田沢城があります。

前田沢城は五百川南岸の河岸段丘上に立地し、前田沢川を挟んで西館と東館とがあり、川沿いにはかつての館下集落の町場があります。旧字「見館」が本郭で、周囲には土塁の一部が、西側には大規模な空堀跡が残されています。また、東麓の福田寺は前田沢氏の居館跡、北側の諏訪神社参道は大手道と考えられています。

天正十三年(1585)十一月、佐竹・蘆名氏ら連合軍は二本松救援のため安積表に出兵。同月十六日に前田沢の南ノ原に布陣し、政宗本陣や成実が守る瀬戸川館に迫りました。戦いは連合軍の猛攻で経過するも日没となり、勝敗は明日に持ち越しとなりますが、突如佐竹氏は帰国を余儀なくされる事態となっていきます。

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前田沢城跡へのアクセス

  • 〒963-0543 福島県郡山市喜久田町前田沢1丁目
  • 東北本線「五百川駅」から車で11分
  • 東北自動車道「本宮IC」から車で9分

東北の名城を歩く 南東北編 宮城・福島・山形

飯村 均 編
室野 秀文 編

kenc0224

南奥羽の名所旧跡を悠々閑々と訪ね歩き、物見遊山に日を暮らす掃苔家で巡拝家、偶に登城家なブロガー。掻い撫での道楽なため歴史は苦手。大河は、独眼竜政宗、炎立つ、八重の桜(会津編)、真田丸がお気に入り。雨降りの日は籠居して、家紋の図案を物します。

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