春日神社の来歴
宮城県中央部、松島湾の西に位置する宮城郡利府町。町北部、旧春日村の地域に、村名の由来ともなった春日神社があります。春日神社は、藤原氏の祖神を祀った神社で、承和十年(843)陸奥按察使となった藤原富士麿が多賀国府に赴任し、奈良の春日神社の分霊を勧請したと伝えられています。
このような由来から、奥州平泉の藤原秀衡、奥州留守職の伊澤家景、降って十八代留守政景が利府城主の折、祖神として厚く祀っていたと伝わります。天正十九年(1591)には山火事で消失するも、甥の伊達政宗が春日神社再建計画を立て、四代綱村が延宝元年(1673)に社殿を復元しました。現在の社殿は明治期に焼失後、再建されたものです。
春日神社へのアクセス
- 〒981-0102 宮城県宮城郡利府町春日寒風沢35
- 東北本線「利府駅」より車で7分
- 三陸自動車道「利府中IC」より車で4分