川口神社の来歴
亘理町荒浜地区、鳥の海から北へ1.5kmの阿武隈川河口に、寛永十二年(1635)伊達成実公の勧請により建立されたとされる川口神社(新浜湊神社)があります。亘理郡神社明細帳には、天和三年(1683)新浜の地がだんだん開け、人家が83戸となり、この時に地名を「荒浜」と改めたと記録されています。






享保十六年(1731)、阿武隈川の河口が閉塞して廻船の出入りが困難になった際、第四代藩主伊達綱村公自らが祈祷を行ったところ、不思議と大雨が降って水嵩が増し、河口が深くなって通船も便利になったといいます。感謝した綱村公は「川口大明神」と書した扁額と竹に雀の紋幕を奉納したと伝わります。






川口神社へのアクセス
- 〒989-2311 宮城県亘理郡亘理町荒浜明神西189
- 常磐線「亘理駅」より車で11分
- 仙台東部道路「亘理IC」より車で8分