伊達政宗本陣跡/麓山神社の来歴
小十郎坦から北東二五〇㍍の位置に小高い丘があり、羽山、稲荷、塩釜の三社権現を祀ったこの地域の鎮守、麓山神社があります。ここは天正十六年(1588)伊達軍と佐竹・蘆名連合軍が戦った郡山合戦の際、伊達家本陣となった場所で、後に付近を「陣場」と呼ぶようになりました。
この時点で独立の城主として伊達の旗下に属していた郡山城主・郡山頼祐でしたが、天正十六年(1588)六月、佐竹・蘆名勢が安積郡に進撃してきたため、政宗は連合軍の包囲下に入った郡山城を援護すべく兵を進め、六〜七倍もの兵力差の中、四十日にも及ぶ郡山合戦へ突入していくことになります。
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伊達政宗本陣跡/麓山神社へのアクセス
- 〒963-8061 福島県郡山市富久山町福原陣場
- 東北本線「郡山駅」より車で12分
- 磐越自動車道「郡山東IC」より車で9分