田村氏に属する郡山城主郡山頼祐を救援すべく政宗が自ら出馬。

郡山市桜木一丁目付近にある郡山館跡

福島県中通り中部、郡山盆地の中心、阿武隈川の西岸に位置する郡山市。現市域中央、北流する阿武隈川と東流する逢瀬川都が合流する平地に旧安積郡郡山村(現郡山市駅前一丁目ほか)があり、古くから交通の要衝であったこの地に、田村氏に属していた郡山氏救援のため出馬した伊達政宗と、佐竹・蘆名氏ら連合軍が対陣した郡山合戦の舞台、郡山城があります。

天正十六年(1588)七月、この戦闘で政宗の重臣、伊藤肥前守重信が劣勢の中奮戦して戦死、講和が成立するまで両軍は逢瀬川を挟んで対峙しました。また、郡山城があったとされる場所は、郡山館跡(桜木一丁目)と稲荷館跡(駅前一丁目)とがあり、前者の桜木一丁目付近には、土塁状の高まりが認められます。

郡山市駅前一丁目付近にある稲荷館跡

もう一方の稲荷館は、郡山駅西口の寿泉堂総合病院付近一帯が該当し、開発等から当時の遺構を探すことは難しくなっていますが、中心の曲輪と思われる付近は周囲より若干高くなっているなど、僅かに当時の面影を感じさせてくれます。尚、郡山城があったとされる場所は、現在こちらの稲荷館跡(陣屋)が有力視されています。

郡山館跡へのアクセス

  • 〒963-8021 福島県郡山市桜木1丁目
  • 東北本線「郡山駅」から車で8分
  • 東北自動車道「郡山IC」から車で11分

稲荷館跡へのアクセス

  • 〒963-8002 福島県郡山市駅前1丁目
  • 東北本線「郡山駅」から徒歩7分
  • 東北自動車道「郡山IC」から車で20分