羽州山形城主最上義光公嫡男、義康公の菩提寺が山形市三日町にあります。慶長五年九月一五日、山形への援軍要請の書状を携え、義康公らが政宗の居る北目城に向かいます。翌日政宗は軍議を開き援軍派遣を決定、叔父の留守政景を総大将とした軍勢を笹谷峠経由で山形に向かわせました。
関ヶ原での東軍勝利も束の間、最上家後継者問題により長男義康公は廃嫡。高野山へ退去せよと命じられるも、道中土肥半左衛門らに命を奪われてしまいます。時に慶長八年(1603)義康公二十九歳の事でした。義光公はこの常念寺を義康公の菩提寺とし、寺領百石を与えて成仏を祈ったと伝わります。
義光山 常念寺へのアクセス
- 山形県山形市三日町2丁目1−80
- 奥羽本線「山形駅」より徒歩16分
- 東北中央自動車道「山形中央IC」より車で14分