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二松山 安達院 称念寺

畠山家累代の祖霊と粟ノ巣の変で義継と運命を共にした家臣らが祀られる。

奥州探題畠山氏居城であった霧ヶ城(二本松城)の麓、道場谷(丹羽氏二本松城三の丸)に、文治元年(1185)法相宗の尊道和尚により開山された称念寺があります。応永廿年(1413)頃、畠山満泰による霧ヶ城築城の際、その中腹に移築され、畠山家の菩提寺と定められました。

天正十四年(1586)伊達政宗の二本松攻めに際し、住僧らは信夫郡大森城下内町に落ち延び、称念寺を再建しました。その位置は明確ではないものの、道場内・道場前という字名付近に寺域があったと推定されています。降って延宝三年(1675)頃、丹羽光重による町割り完成後に現在地に移転再興されました。

称念寺境内には、初代畠山高国から十一代義継が伊達政宗と戦い討ち死にして翌年落城するまで、二百四十年続いた畠山氏累代の霊廟と、粟ノ須の変でともに戦死した二十三名の家臣が祀られています。これらの墓碑は、義継没後三百五十年忌に際し、二十二代当主二本松錠氏によって改葬されたものです。

二松山 安達院 称念寺へのアクセス

  • 〒964-0917 福島県二本松市本町1丁目148
  • 東北本線「二本松駅」より徒歩9分
  • 東北自動車道「二本松IC」より車で7分
  • 称念寺山門手前の民家がある方の道を東方に進めば「畠山公墓所参道」と書かれた石柱があり、そこから「奥州探題 畠山家墓所」へ行くことが可能

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