伊達と相馬の係争の地に今も残る伊達家臣中島氏の居城

宮城県の最南端、伊具盆地の南半分に位置し、伊達氏と相馬氏の係争の地であった伊具郡丸森町。町の北東部、雉子尾川が阿武隈川に合流する位置に旧金山本郷(現丸森町金山)があり、その雉子尾川の右岸、館山と呼ばれる丘陵に、伊達家臣中島氏の居城であった金山城があります。

天文の乱後、伊達領であった此の地は、永禄七年(1564)相馬氏に攻略され、翌八年(1565)相馬家臣の藤橋胤泰により金山城が築城されました。天正九年(1581)輝宗・政宗父子と盛胤・義胤父子との間で金山・丸森両城をめぐる攻防戦が展開され、同十二年の和睦により両城とも伊達氏側に返還されました。

金山城は、戦功のあった中島宗求に采地二千石とともに与えられ、幕末に至るまで代々中島氏が居住しました。天正十七年(1589)政宗による相馬領駒ヶ嶺城攻略の際には、宗求が開城勧告の使者を務め、その交渉を成功させたと伝わります。現在、館山の中腹には、神明・天神・八幡の三社を合祀した金山神社が建立されています。

町指定史跡 金山城跡へのアクセス

  • 〒981-2402 宮城県伊具郡丸森町金山黒森
  • 阿武隈急行「丸森駅」から車で10分
  • 常磐自動車道「新地IC」から車で18分
  • 常磐自動車道「山本IC」から車で18分
  • 国道113号線沿いに案内板があり、城の北側に沿って東に進むと駐車場あり