青葉神社の来歴
仙台城下町のひとつで、奥州街道の北鍛冶町の北方に続く町であった旧通町(現青葉区通町・青葉町ほか)。町域の北側、北山・台原丘陵上に現在の青葉町があり、そのほぼ中央、無為山 東昌寺の西隣には、明治七年(1874)の創建で、仙台藩祖伊達政宗(武振彦命)を祀る青葉神社があります。
社名が仙台城の別称「青葉城」に由来するという青葉神社は、明治六年(1873)東隣の東昌寺が寺地のうち二千坪を返還、翌年その地に創建されました。現在の社殿は昭和二年に完成したもので、愛姫を祀る愛姫神社が安置されていた旧愛姫社鞘堂をはじめ、現在六つの建物が国登録有形文化財となっています。
江戸時代、仙台城下最大の祭礼だった「仙台祭り」は、本来仙台東照宮の祭りとして行われた盛大な祭りでしたが、明治維新後は東照宮から青葉神社の祭礼へと結び付き、政宗の命日である5月24日に執り行われるようになりました。昭和に入り諸事情で一旦途絶えるも、政宗没後350年を迎えた昭和六〇年(1985)に「仙台・青葉まつり」として復活、現在に至ります。
青葉神社へのアクセス
- 〒981-0916 宮城県仙台市青葉区青葉町7−1
- 仙山線・地下鉄南北線「北仙台駅」より徒歩5分
- 東北自動車道「仙台宮城IC」より車で10分