松月山 桃源院の来歴
仙台城下町方二十四町のひとつで、城下最南端にあり、広瀬川左岸に割り付けられたのがその地名の由来という旧河原町(現若林区河原町)。城下入口であるため升形になっている道の南端には、七代藩主重村夫人の発願によって安永三年(1774)に創建されたという黄檗宗の寺院、松月山 桃源院があります。
桃源院は、飢饉による餓死者を供養するため、七代藩主重村夫人である観心院によって、広瀬川畔の桃林に建立されました。観心院は此処で人々の霊を供養したとされ、現在も毎年八月に行われている広瀬川灯ろう流しは、此の桃源院で行われていた黄檗宗の法要のひとつ、川施餓鬼その始まりだと伝えられています。
松月山 桃源院へのアクセス
- 〒984-0816 宮城県仙台市若林区河原町2丁目14−10
- 地下鉄南北線「河原町駅」より徒歩8分
- 東北自動車道「仙台南IC」より車で15分