大寺古砦跡の来歴
大寺古砦の跡
ここは、近世の記録によると「大寺古砦」と呼ばれ、古い居舘の跡である。
平安時代、恵日寺の衆徒頭乗丹坊が守っていた舘とも伝えられている。その後は、同寺の寺侍佐瀬宮内が居城としたともいい、天正時代には、葦名の家臣佐瀬河内守が、また佐瀬平八郎親子が居住していたともいわれている。
この舘は、現存する「日橋古砦之図」によると、東西六二間(約一ーニm)・南北六〇間(約一〇八m)の規模をもち、日橋川が東から南へ、そして西を包み込んで流れる要地に築かれた城砦である。
いまも東側に城塁がそばだち古型をしのばせる。
平成五年三月三十一日
磐梯町教育委員会
『現地案内板』より
大寺古砦跡へのアクセス
- 〒969-3301 福島県耶麻郡磐梯町磐梯取上石
- JR磐越西線「磐梯町駅」より徒歩20分
- 磐越自動車道「磐梯河東IC」より車で3分