尊久老稲荷神社の来歴
宮城県南部、阿武隈川河口に位置する亘理町に、尊久老稲荷と呼ばれる神社があります。陸奥国司・小野篁が亘理を通る際、一人の童子が道案内をしてくれましたが、この地へ来た途端、黒狐に姿を変え消え去ったことから、のちにここへ祠を建てて祀ったのが始まりとされています。
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降って正保元年(1645)には、亘理伊達氏初代当主伊達成実が神夢を見て「尊久老稲荷大神明」と書写した神旗を奉納したと伝わります。この地は亘理伊達家の練兵場でもあり、戊辰戦争時はここで祈願して出陣しました。また、境内には竹駒神社に繋がっていると伝わる「きつね穴」も残されています。
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尊久老稲荷神社へのアクセス
- 宮城県亘理郡亘理町長瀞坂下165
- 常磐線「亘理駅」より車で7分
- 常磐自動車道「亘理IC」より車で14分
- 神社前の道路に車数台分が停められる駐車スペースあり