宮城県の最南端、東流する白石川沿いに七ヶ宿街道が通り、近世には出羽国大名の参勤交代路、出羽三山詣の往還路として賑わった刈田郡七ヶ宿町。その町の西部に旧湯原村(現七ヶ宿湯原)があり、集落の西端、字壇の前には、伊達九世儀山政宗夫妻の位牌寺、鹿園山 東光寺があります。
東光寺は、儀山政宗夫妻の位牌寺で、伊達九世大膳大夫政宗を開基として九皐宥鶴和尚の開山と伝えられます。もとは旧置賜郡竹森村(現東置賜郡高畠町竹森)にあり、伊達氏の岩出山移封の際に、二井宿峠の東光寺沢、後に此の湯原の地に移されました。二度の火災で本堂と庫裏を焼失するも、江戸期に建てられた萱葺の山門が町指定有形文化財として残されています。
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鹿園山 東光寺へのアクセス
- 〒989-0655 宮城県刈田郡七ヶ宿町壇の前2
- 奥羽本線「赤湯駅」より車で27分
- 東北中央自動車道「米沢北IC」より車で31分