首塚の来歴
羽州街道の宿場町として栄え、かみのやま温泉で知られる山形県上山市。天正十六年(1588)伊達と大崎・最上連合軍が争った大崎合戦の際、政宗の母・義姫が国境である上山の中山峠に於いて両陣営に割り込み、停戦を懇願しながら居座り続けたと伝わります。
その義姫が居座った正確な場所は不明ですが、一説には当時の国境である「首塚」の碑が建っている付近だとも考えられています。この首塚は後の慶長出羽合戦の際、この一帯で最上軍と上杉軍が激戦となり、両軍ともに多くの戦死者が出たため、その霊を鎮めるために双方で国境に築いたものです。
中山峠 首塚へのアクセス
- 山形県上山市中山
- 奥羽本線「羽前中山駅」より車で5分
- 東北中央自動車道「山形上山IC」より車で19分