仙台城下町のひとつで、江戸初期には足軽屋敷や侍屋敷が置かれた旧北八番丁(現青葉区柏木・堤通雨宮町ほか)。その北八番丁と西端の土橋通とが交わる北裏の一角には、伊達政宗と正室愛姫の三男で、元和元年(1615)三月一八日、七歳で夭折した竹松丸の菩提寺、微笑山 江巖寺(みしょうざん こうがんじ)があります。
七歳で夭折した竹松丸は、輪王寺十世鱗菴光金大和尚の導師により葬儀が営まれ、江巖寺殿惠春大禅定門と諡されて、輪王寺に埋葬されました。竹松丸の菩提を弔うため、愛姫を開基として江巖寺が創建。平成二十七年(2015)に建立された御霊屋には、竹松丸と殉死した二人の位牌が祀られています。
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仙台市
金剛宝山 輪王寺
微笑山 江巖寺へのアクセス
- 〒981-0933 宮城県仙台市青葉区柏木3丁目7−40
- 仙山線「東北福祉大前駅」より徒歩16分
- 東北自動車道「仙台宮城IC」より車で16分