平泉へ下向する源義経が腰を掛けたとの伝説が残る天下の名松
福島県北東部、中通り最北部に位置する県北の玄関口、伊達郡国見町。その町の北東部に、伊達氏の家臣石母田氏の館跡が残る旧石母田村(現国見町石母田)があり、阿津賀志山南麓には、平泉の藤原秀衡を頼りに下向する源義経が、松に腰を掛けたとの伝説が残る義経の腰掛松があります。
義経の腰掛松は、江戸時代の旅人や文人が義経一行に想いを馳せる場所となり、弁慶の硯石、伊達の大木戸(阿津賀志山防塁)とともに、義経ゆかりの旧跡地として名所となりました。初代の松は文政四年(1821)に焼失するも、現在、その根本と幹は覆屋で保護され、古木の下には義経神社が祀られています。
義経の腰掛松へのアクセス
- 〒969-1701 福島県伊達郡国見町石母田笠松22
- 東北本線「藤田駅」より車で7分
- 東北自動車道「国見IC」より車で8分