山形県南東部、米沢盆地の南端に位置する米沢市。市内、最上川上流の松川と羽黒川の合流点付近に旧花沢村(現米沢市花沢町、駅前一丁目〜四丁目ほか)があり、現在の米沢駅から東方四五〇㍍の地点には、源義経ゆかりの古刹として知られる正應山 常信庵があります。
常信庵は、平泉奥州藤原氏の重臣佐藤基治の弟、花沢城主佐藤正信の後室が、正信とその子継信・忠信兄弟の菩提を弔うため建立した寺と伝えられ、兄弟の母梅唇尼の名が記されたミイラが発見されています。境内には正信、継信、忠信を祀る祠があり、平泉へ向かう義経一行を接待したという伝承が残ります。
正應山 常信庵へのアクセス
- 〒992-0027 山形県米沢市駅前2丁目2−29
- 奥羽本線「米沢駅」より徒歩7分
- 東北中央自動車道「米沢八幡原IC」より車で7分