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五峰山 松音寺

仙台城下曹洞宗四大寺のひとつで、二代藩主忠宗寄進の若林城門が残る。

五峰山 松音寺の来歴

仙台城下町のひとつで、かつて八つの古塚があったために八つ塚と呼ばれていた広大な寺屋敷地、新寺小路(現若林区新寺二丁目〜五丁目・二軒茶屋ほか)。元寺小路にあった寺院を移転し、新しい寺町の意で新寺小路と称したこの町の中程には、釈迦牟尼仏を本尊とし、五峰山と号す、曹洞宗 松音寺があります。

長享元年(1487)伊達氏十二代成宗が没すると、菩提のため一三代尚宗が旧伊達郡小坂村(現国見町小坂)にあった松音寺を中興開山したとされ、永正十一年(1514)に没した尚宗も同寺に葬られました。十四代稙宗が伊具郡丸森に隠居するに伴って松音寺も丸森に移り、七十八石の寺領を付されたと伝わります。

藩祖伊達政宗による仙台開府に伴い、慶長七年(1602)新寺小路の南、連坊小路西端(現在の連坊小路小学校付近)に移って荘厳な堂塔伽藍を建立しました。元和四年(1618)政宗の五男で栗原郡岩ヶ崎城主であった宗綱が没すると松音寺に葬られ、宗綱を中興開基とし、追善のため八十石が加えられました。

連坊小路にあった松音寺は江戸から明治にかけ三度の火災に遭い焼失、明治二十一年(1888)荒廃していた長泉寺を併合して寺跡地である現在地に移転しました。本堂は旧長泉寺のもので、山門は寛永十六年(1630)若林城の城門を二代藩主伊達忠宗から拝領したものと伝わり、登録有形文化財となっています。

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五峰山 松音寺へのアクセス

  • 〒984-0051 宮城県仙台市若林区新寺4丁目6−28
  • 地下鉄南北線「連坊駅」より徒歩7分
  • 仙石線「榴ヶ岡駅」より徒歩11分
  • 東北自動車道「仙台宮城IC」より車で13分
  • 常磐自動車道「仙台東IC」より車で13分
  • 仙台南部道路「長町IC」より車で13分

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