和江山 桃源院の来歴
米沢城下から北西方向に進むと旧川井村があり、南北に流れる最上川・天王川のほぼ中央にある小山(川井館跡)の麓に桃源院があります。天文十三年(1544)、伊達晴宗・輝宗・政宗の三代に仕えた鬼庭左月斎良直により創建され、開山は梓山松林寺三世一華宗甫和尚と伝わります。
桃源院は政宗の移封と共に現在の大崎市松山に移りましたが、当地に残った住民らによって再興され、現在も報恩供養が行われています。境内には鬼庭左月良直の始祖・斎藤実良による大蛇退治の伝説が残る身代わり観音(置賜三十三観音 第二十三番札所 川井観音)があり、十方の信心を多く集めています。
関連記事
RELATED ARTICLES
福島市
茂庭家墓所/東原寺跡
和江山 桃源院へのアクセス
- 〒992-0117 山形県米沢市川井3823−1
- 奥羽本線「米沢駅」より車で10分
- 東北中央自動車道「米沢中央IC」より車で3分