伊達政宗と正室愛姫の長女五郎八姫の菩提寺で 霊屋定照殿が残る

宮城県中央部、松島丘陵の東端に位置し、大小二〇〇有余の島々が点在する旧宮城郡松島村(現松島町松島)。名刹瑞巌寺と関連寺社が集中するその村の一隅に、万治元年(1658)伊達政宗の長女五郎八姫の逆修道場として創建されたと云う、瑞雲峰 天麟院があります。

天麟院の開山は瑞巌寺洞水和尚、開基は政宗と愛姫の長女五郎八姫で、五郎八姫は慶長十一年(1606)家康六男松平忠輝に嫁ぐも元和二年(1616)に離縁。のち仙台に移り仙台城西館に居住していましたが、寛文元年(1661)に没し、遺骸は天麟院背後の丘陵に葬られ、遺像を安置した霊廟は定照殿と称されました。

天麟院背後の凝灰岩壁には五つの洞窟群があり、政宗三男河内守宗清の五輪塔をはじめとする一族の供養塔、政宗四男岩出山領主三河守宗泰と殉死者の供養塔が残るほか、天麟院歴代住職の墓も並んでいます。傍には、創建当時に植えられたと思われる樹齢三百年を超えるハリモミがあり、町の天然記念物となっています。

瑞雲峰 天麟院へのアクセス

  • 〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島町内51
  • 仙山線「松島海岸駅」から徒歩で5分
  • 三陸自動車道「松島海岸IC」から車で6分