津島神社の来歴
宮後県北部に位置し、葛西大崎一揆の舞台となった佐沼城がある事で知られる登米市迫町佐沼。その佐沼城から迫川沿いに1.2km程南下すると津島神社があります。文治五年(1189)源頼朝が奥州藤原氏を討伐、戦勝御礼参りの後、葛西壱岐守に命じて北方村に勧請したのが始まりとされています。
降って天正十九年(1591)、葛西・大崎両氏の旧臣らは一揆を起こして佐沼城に籠城。佐沼水域の難攻不落に万策尽きた政宗が津島神社(現在の津島本宮社)に祈願したところ、白鷺の群れが沼の浅瀬(現在の鷺橋)に降り立ち、深沼ではないことを知った伊達勢は籠城軍を一気に攻め、城は落城となりました。
後の慶長十九年(1614)、政宗は領主である津田景康に城の鎮護を命じ、北方村にあった津島神社を城下である現在地に移し、今後領内において謀反なきものとするため社殿を佐沼城に向かって北向きに建立、佐沼郷の総鎮守社としました。社殿は明治四十五年の佐沼大火で全焼、大正十二年に再建されました。
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津島神社へのアクセス
- 〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼西佐沼147
- 東北本線「新田駅」より車で15分
- 東北自動車道「築館IC」より車で25分